刑事事件

2013.04.27

検察審査会の闇について考える

 検察審査会制度は、裁判員制度と並んで、司法改革により制度が改められ、2009年5月から、検察審査会が起訴決議をすることによって起訴される制度に改められた。その中で、政治家の小沢一郎氏について政治資金規正法違反(虚偽記載)で起訴議決がなされ、東京地方裁判所によって選任された指定弁護士によって起訴されたが、結局、一審も二審も無罪となり、2012年11月、指定弁護士が上告を断念して無罪が確定した。

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2012.04.28

小沢一郎氏に対する無罪判決を受けて何がなされるべきなのか

 小沢一郎氏に対する政治資金規正法違反被告事件について、2012年4月26日、東京地方裁判所(大善文男裁判長)は、無罪を言い渡した。これは、政治資金団体「陸山会」の土地購入をめぐる政治資金収支報告書の虚偽記載を認めた上で、秘書との共謀を否定したものである。本稿執筆時には指定弁護士による控訴するか否かの方針は未定であり、無罪判決は確定していない。

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2009.03.30

連発される死刑判決と揺れ動いている死刑基準について考える

 一昨年の2007年に全国の裁判所で言い渡された死刑判決は46件という多数でピークを迎えたが、昨年の2008年に言い渡された死刑判決は27件で、一昨年より19件少なく、死刑判決の増加傾向が止まったと考えられていた。

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2009.02.28

東京江東区OL殺害事件から刑事事件の公判審理のあり方を考える

 東京都江東区のマンションで会社員の女性が殺害されてバラバラにされた事件について、殺人、死体遺棄などの罪に問われた被告人について、2009年2月18日、東京地裁(平出喜一裁判長)は、無期懲役判決を言い渡した。

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2009.01.29

遂に始まった被害者参加の刑事裁判

 被害者やその遺族等が、刑事裁判に直接参加して、証人尋問や被告人質問を行う被害者参加制度が、2008年12月1日から施行されており、被害者参加による刑事裁判の公判が始まっている。

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2008.12.23

知的障害者の刑事事件について考える

 2008年9月21日のお昼過ぎころ、千葉県東金市の道路脇で、全裸で倒れている5歳の保育園児が発見されて病院に搬送されたが、死亡が確認された。

 この事件について、しばらく犯人が見つからない状況が続いていたが、千葉県警東金警察署の捜査本部は、同年12月6日朝から、現場近くに住む若い男性に任意同行を求め、死体遺棄容疑で事情聴取を始め、その男性の自宅の捜索も行い、その男性を死体遺棄容疑の被疑者として逮捕した。

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2008.11.26

厚労省元事務次官宅への襲撃事件について考える

 2008年11月17日から18日にかけて、さいたま市で、旧厚生省の元事務次官の山口剛彦夫妻が殺害されるとともに、東京都中野区の元事務次官の吉原健二宅で妻が刺されて重傷を負う事件が発生した。

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2008.10.27

ロス疑惑事件から共謀罪の恐ろしさを改めて考える

 1981年にアメリカのロサンゼルスで発生した銃撃事件(いわゆる「ロス疑惑」事件)についての逮捕状に基づいて、2008年2月、サイパンに旅行中の三浦和義さんが突然に拘束された。

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2008.06.10

秋葉原通り魔事件が規制強化に利用されてよいか?

 2008年6月8日午後0時30分すぎ、東京都・秋葉原の歩行者天国で、トラックが通行人らをはねた後にトラックから降りた男が通行人らに刃物で次々切りつけて、17人が救急車で病院に運ばれ、現在までに7人が死亡する大惨事となった。

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2006.04.02

防犯カメラに犯罪抑止力があるのか?

 川崎市多摩区のマンションで、3月20日に、15階の通路から、そのマンションに住む小学生が転落死した事件とその9日後に、同じ通路から清掃作業員を突き落とそうとした事件について、4月1日、自ら出頭した40歳代の男性が殺人未遂などの容疑で逮捕された(毎日新聞の記事)。

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