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2009年7月 7日 (火)

【映画】「重力ピエロ」

映画「重力ピエロ
監督 森 淳一
原作 伊坂幸太郎
脚本 相沢友子
キャスト 加瀬亮、岡田将生、小日向文世、鈴木京香ほか
上映時間 119分
製作年度 2009年

 最近、私は伊坂幸太郎にハマっており、次々と伊坂さんの作品を読んでいる。伊坂作品の中でも評判が良い「重力ピエロ」の映画化である。但し、時間の関係などから、少し原作と筋が変わっている部分もあるが、原作のテイストは大変に忠実に出されている。

 主人公である奥野泉水(加瀬亮)の弟の奥野春(岡田将生)は、母親(鈴木京香)がレイプされて生まれ、血のつながりはない。父親(小日向文世)は、レイプされて妊娠したことを知った時、自分の子供として育てることを決意して仲の良い家族が築かれた。しかし、母親は自殺と考えられる事故で死んでしまう、

 舞台となる仙台で、次から次から放火事件が起こるが、弟の春は、放火現場の近くには、必ず落書き(グラフィティアート)があることに気づき、主人公は、そこに書かれた文字がDNAの塩基配列と関係があることを突き止める。

 他方で、主人公は、かつてのレイプ犯が仙台に戻ってきているとの情報を得て、春の髪とその男性の唾液をDNA検査をして父子関係を確認し、復讐しようと計画していた。しかし、それよりも前に、弟がその男性を呼び出して復讐するというストーリー。

 放火犯は誰なのかというミステリーを中心軸としながら、主人公と弟との関係、父親を交えた家族の関係について描かれている。

 レイプされて生まれた子供を自分の子供として愛し続け、一人前に育て上げた父親と母親の愛情の深さや懐の広さが心を打つ。そして、家族というのは、血の繋がりがなくても、愛情があれば十分に成立するのではないか、ということを考えさせられた。

 本作は、伊坂作品ではお馴染みの仙台が舞台となっており、その仙台の風景の中で、家族の物語が紡がれていく。原作を読んだ上で、本作を見ることをお勧めしたい。

<参考になる映画評>
 LOVE Cinemas 調布

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