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2009年7月13日 (月)

【映画】「サンシャイン・クリーニング」

映画「サンシャイン・クリーニング
原題 SUNSHINE CLEANING
監督 クリスティン・ジェフズ
脚本 ミーガン・ホリー
キャスト エイミー・アダムス、エミリー・ブラントなど
上映時間 92分
製作年度 2008年

 シングルマザーのローズ(エイミー・アダムス)は、ハウスキーパーの仕事をしながら、未婚の子であるオスカー(ジェイソン・スペヴァック)を育てており、彼女の妹(エミリー・ブラント)はアルバイト生活をしながら、父親と2人で暮らしている。息子が小学校を退学になったのをきっかけに、2人の姉妹が、事件現場や自殺現場のクリーニングの仕事を「サンシャイン・クリーニング」という屋号で始める。
 この「特殊清掃業」という仕事も、初めて知って興味深かった。

 この作品は、格差社会の中で、不器用なためにうまく生きられない家族が、少しずつ再生していく様子を描いている。

 主人公の姉は、常に自分が置かれた厳しい状況の中で、自分で自分を叱咤激励して生きている。妹は、何をやっても長続きしないちゃらんぽらんの性格がなかなか抜けきらない。
 そういう姉妹が、普通ではない状況の犯行現場や自殺現場の清掃の仕事をしながら、特に、妹の方が大きく変わっていく。姉妹とも、母親が自殺したことをトラウマとして持っていたが、仕事をする中で、母親の死と向き合うことができるようになっていく。

 この映画では、こういう暗くて息苦しくなりそうなストーリーを、アメリカのまだ自然が残るのどかな田舎町(ニューメキシコ州のアルバキーカで撮影された)を舞台として、何となくユーモラスに描いている。

 姉妹や家族は、姉の子供の誕生日祝いを契機として、相互を理解しあって和解し、そして新しい出発をしていく。

 この映画も、「レスラー」と同じように、最初はアメリカの4館の上映から始まったのが全米トップ10に入る興収をあげるまでになったという。これは、格差社会の中での家族の再生というテーマが、本物を欲しがるアメリカ市民に受け入れられたためだろう。

 重いテーマだが、見終わった後に爽快感がある、そういう作品である。

<参考になる映画評>
 佐藤秀の徒然幻視録
 LOVE Cinemas 調布

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